ゆあさ鍼灸接骨院 日々あれこれ

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なぜ具合の悪い筋肉は押さえると痛いのか?

ゆあさ鍼灸接骨院 塚﨑です。

 

最近、僕自身が膝の内側に少し痛みがあります(^_^;)

自分で、治療をしている最中に明らかに押さえて痛みが強い筋肉がいくつかありました。

患者さんの治療を行う時にも、指標として使う押さえての痛みですが、今回はなぜその痛みが出るのか?という事をお伝えしたいと思います(^^)

 

結論からお伝えすると、侵害受容器が興奮しているから!となります。

侵害受容器とは、脊髄の近くに存在する知覚神経細胞から末梢に向かって伸びる神経線維の末端のことを言います。

この受容器は身体に加わる侵害刺激(痛み刺激)が作用すると、それを電気的信号に変換して脳に伝えます。

 

ヒトの身体はこの侵害受容器が分布しているところが、主に痛みを感じます。

筋組織では、侵害受容器は筋線維には分布しておらず、痛みは主に筋膜で感じます。

 

筋膜に生じた不具合な部分は筋膜の癒着と考えられており、筋膜を構成する結合組織細胞が慢性的な酸素・栄養不足になって障害され、障害部位から発痛物質が出ます。

筋膜に発生した発痛物質が周囲に分布している侵害受容器を持続的に刺激すると、侵害受容器は過敏な状態になります。

過敏になった侵害受容器は指で押さえると強い痛み(圧痛)を発生させるというわけです(^_^;)

 

その障害部位を治療することによって虚血状態などの病態が改善すれば、結合組織は自己修復能力により障害部位を修復するため、発痛物質が減少し、侵害受容器は過敏な状態から改善していきます(^^)

 

なので、自分の膝周りの筋肉もストレッチやマッサージ、運動を行い血行を改善し痛みを取れるようにやっていこうと思います(^^)

ぜひ参考にしてみて下さい(^^)